女子日本が香港を破り決勝進出!半世紀ぶりの金メダルへ王手 15歳の張本美和が大逆転勝利で勢いづける【世界選手権団体戦】
第1試合で大逆転勝利した張本美和選手(写真:ロイター/アフロ)
◇卓球・世界選手権団体戦 女子準決勝 日本3-0香港(23日、韓国・釜山)
卓球世界選手権は23日、女子団体戦の準決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同6位の香港を下し、約半世紀ぶりの金メダルへ王手をかけました。
今大会はシングルス5試合で3勝したチームが勝利。日本は1番手に張本美和選手、2番手に早田ひな選手、3番手に平野美宇選手の布陣で挑みました。
第1試合はチーム最年少15歳の張本選手が、今大会ここまで8勝を挙げている杜凱キン選手と対戦。最初のゲームを落とすと、続くゲームも劣勢の展開。しかし、タイムアウトの際にベンチにいる伊藤美誠選手のアドバイスを聞き、徐々に流れが変わります。2連続でゲームを奪われますが、土壇場から第3、4ゲームと連取。第5ゲームの終盤には、強烈なバックハンドを連続で決めるなど、大逆転で勝利をつかみます。
第2試合はエース早田選手が朱成竹選手と激突。第1ゲームは互いに譲らぬ展開の中で、エッジボールによるアンラッキーで10-11とゲームポイントを握られます。相手は堅い守備で粘りますが、早田選手も冷静に対応し、14-12の大接戦で先取します。第2ゲーム以降は、緩急を使い相手を翻弄(ほんろう)。3球目攻撃の速い展開でもポイントを重ね、貫禄のストレート勝利を飾りました。
2人の勝利のバトンを受けた平野選手は、李皓晴選手と対戦。互いにここまで6戦6勝の無敗同士の対決でした。第1ゲームは平野選手が5連続ポイントで抜け出し、幸先良く先取。その後も相手からノータッチでポイント奪うなど、速い攻撃で圧倒。日本は香港を3-0で下し、決勝進出を決めました。
24日に行われる決勝の相手は、大会6連覇を目指す中国。日本はここ4大会すべて決勝で阻まれていました。1971年以来、実に53年ぶりの世界一へ、最終決戦に挑みます。
▽女子団体 準決勝
日本×香港
〈第1試合〉
張本美和3-2杜凱キン
7-11/9-11/11-4/11-6/11-5
〈第2試合〉
早田ひな3-0朱成竹
14-12/11-3/11-7
〈第3試合〉
平野美宇3-0李皓晴
11-5/11-5/11-5
卓球世界選手権は23日、女子団体戦の準決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同6位の香港を下し、約半世紀ぶりの金メダルへ王手をかけました。
今大会はシングルス5試合で3勝したチームが勝利。日本は1番手に張本美和選手、2番手に早田ひな選手、3番手に平野美宇選手の布陣で挑みました。
第1試合はチーム最年少15歳の張本選手が、今大会ここまで8勝を挙げている杜凱キン選手と対戦。最初のゲームを落とすと、続くゲームも劣勢の展開。しかし、タイムアウトの際にベンチにいる伊藤美誠選手のアドバイスを聞き、徐々に流れが変わります。2連続でゲームを奪われますが、土壇場から第3、4ゲームと連取。第5ゲームの終盤には、強烈なバックハンドを連続で決めるなど、大逆転で勝利をつかみます。
第2試合はエース早田選手が朱成竹選手と激突。第1ゲームは互いに譲らぬ展開の中で、エッジボールによるアンラッキーで10-11とゲームポイントを握られます。相手は堅い守備で粘りますが、早田選手も冷静に対応し、14-12の大接戦で先取します。第2ゲーム以降は、緩急を使い相手を翻弄(ほんろう)。3球目攻撃の速い展開でもポイントを重ね、貫禄のストレート勝利を飾りました。
2人の勝利のバトンを受けた平野選手は、李皓晴選手と対戦。互いにここまで6戦6勝の無敗同士の対決でした。第1ゲームは平野選手が5連続ポイントで抜け出し、幸先良く先取。その後も相手からノータッチでポイント奪うなど、速い攻撃で圧倒。日本は香港を3-0で下し、決勝進出を決めました。
24日に行われる決勝の相手は、大会6連覇を目指す中国。日本はここ4大会すべて決勝で阻まれていました。1971年以来、実に53年ぶりの世界一へ、最終決戦に挑みます。
▽女子団体 準決勝
日本×香港
〈第1試合〉
張本美和3-2杜凱キン
7-11/9-11/11-4/11-6/11-5
〈第2試合〉
早田ひな3-0朱成竹
14-12/11-3/11-7
〈第3試合〉
平野美宇3-0李皓晴
11-5/11-5/11-5