古川「早く家に帰り報告したい」感謝の銅
◇東京五輪・大会9日目、7月31日、アーチェリー男子個人3位決定戦、東京・夢の島公園アーチェリー場
5大会連続五輪出場中の古川高晴選手が、アーチェリー男子個人3位決定戦に登場。台湾の選手と対戦し、7-3で勝ち、銅メダルを獲得しました。古川選手は今大会、男子団体に次ぐ二つ目の銅メダルです。
以下、試合後の古川高晴選手のコメント。
――今の心境は
「うれしさよりも感謝の一言。選考会からいろいろな人に支えてもらい、応援してもらった。予選はボロボロでどうしようかと思ったが、大阪にいる監督・コーチに連絡し、フォームの修正をした。うれしさよりも感謝の気持ちがたくさんある」
――予選からの修正は経験値もいきたのでは
「予選の夜は寝られなかったが、ここまできたからやることはやろうと思った。予選が悪すぎたことが逆に吹っ切れるいい要因になった」
――(メダルを決めた)第5セットを振り返って
「勝つとかメダルとかは意識せず、テレビとか映像を通して見ている人に対し、ちゃんと打とうと思った。ちょっとでもミスをした打ち方、悪い打ち方していたら、監督やコーチに怒られると思ったので、怒られないような打ち方をしようと思った」
――今大会、二つ目のメダル
「早く家に帰りたいです。家に帰って、妻と子供に見せて。“取ったよ”と報告したい」
――(アーチェリーの)団体・個人で二つのメダルは日本で古川選手だけ
「アーチェリーといえば古川、と思っていただけたらいいと思いますし、東京五輪で二つ取れたことはうれしい。多くの人に支えられて取れたメダル」
――コロナ禍の中での活躍
「大変な状況でも努力をすれば道が開けることがある。必ずしも開けるわけでないが、努力を続けたら道が開けることもあることも伝えられたら」
――アーチェリー競技は最終日。東京五輪を振り返って
「感謝の大会。会場に最初に立った時にたくさんの人が関わって、携わってきてくれた会場だと思った。ここで競技できることが感激。一言でいうと感謝です」
写真:AFP/アフロ