Bリーグ開幕戦琉球×A東京鍵はリバウンド
いよいよ30日に開幕するバスケットボールのBリーグ。開幕戦、琉球ゴールデンキングス対アルバルク東京の見どころをバスケットボールアナリストの佐々木クリス氏に聞きました。
佐々木氏が注目ポイントとしてあげたのは、バスケットボールの最重要拠点であるゴール付近“ペイントエリア”で行われる「リバウンドを巡る攻防」。
佐々木氏は「昨シーズンのA東京は攻守において“ペイントエリア”で多くのリバウンドを相手に取られてしまっていたことが決定打となりチャンピオンシップを逃してしまった」と、昨シーズンの不調の原因としてリバウンド数の少なさを挙げました。
「それを改善するためにA東京は宇都宮からライアン・ロシター選手を獲得。さらに昨シーズンチャンピオンシップMVPのセバスチャン・サイズ選手などの大型補強をした」と、Bリーグを震撼(しんかん)させた大型補強の裏には昨シーズン露呈した弱点を埋める意図もあったと語ります。
対する琉球については、「ゴール付近での戦いが得意なチーム。琉球のリバウンド数の高さを象徴するのは2季連続でリバウンド王に輝いているジャック・クーリー選手。その他にもドウェイン・エバンス選手など外国籍選手の活躍にも注目。色んな引き出しを持っていて、ゲームの状況によって様々なラインナップを組むことで、爆発的なシナジー(相乗効果)を生むことができれば、優勝候補の一角として名を連ねることができる」と個と組織のバランスについて語りました。
昨シーズンの弱点「リバウンド」を補強によって埋めたA東京か、得意の「リバウンド」を活かし、柔軟な戦い方を見せる琉球か。注目の開幕戦は30日沖縄アリーナで19時5分ティップオフです。