ヤクルトM9 塩見決勝打最短Vは17日
◇プロ野球・ヤクルト6-4阪神(10日、明治神宮野球場)
首位ヤクルトと2位阪神の首位攻防戦。3連戦の最終日はヤクルトが勝利し、マジックを「9」としました。
ヤクルトは初回、オスナ選手のタイムリーで先制に成功すると、3回にはチーム野手最年長・39歳青木宣親選手のソロホームランで2点をリードします。
しかし4回、1アウト満塁のピンチを迎えると、阪神のルーキー・中野拓夢選手に2点タイムリーヒットを打たれ同点に追いつかれます。その後、大山悠輔選手の打球を三塁・村上宗隆選手がエラー。この回4点を奪われ逆転されます。
しかし、5回には塩見泰隆選手の先頭打者ホームラン。オスナ選手の犠牲フライで再び同点に追いつきます。
迎えた6回。ランナー2塁で、前の打席ホームランの塩見選手。阪神・アルカンタラ投手の初球を捉えると、センターを越える勝ち越しタイムリー。さらに山田哲人選手も続き、6-4で阪神に勝利。4時間19分の熱戦を制したヤクルト。マジックは「9」となり、最短優勝は17日です。
試合後、高津臣吾監督は「(選手たちは)ピンチは作るけどゼロで帰ってくる。打てなくてもフォアボールでつなぐとか、そういった形で点が取れたのが、精神論じゃないですけど強さを感じました」と語りました。