松山2億円ゲット 日本で米ツアー7勝目
◆米男子ゴルフ ZOZOチャンピオンシップ最終日(24日、千葉 アコーディア・ゴルフ習志野CC)
賞金総額約11億円、優勝賞金は約2億円のビッグトーナメントで松山英樹選手が優勝。2016年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来、約5年ぶりの日本開催の大会で凱旋(がいせん)優勝を飾りました。
単独首位でスタートした松山選手は前半、スコアを1つ伸ばしますが、同組のキャメロン・トリンゲール選手に並ばれ、後半に入ります。直後の10番でトリンゲール選手がバーディーを奪い順位を2位に落とします。
それでも11番約10mのバーディーパットを沈めると、さらに13番でもバーディーを奪い再び単独首位に立ちます。
そして最終18番パー5。残り241ヤードの第2打。スイングすると、打球を見ながら「GO!」叫んだ松山選手。ボールはグリーンを捉え2オンに成功します。グリーンを取り囲んだファンからこの日一番の歓声が上がると手を上げて応えます。
最後はこの日2つ目のイーグルパットを沈め両手でガッツポーズ。今大会は日本で唯一行われるアメリカツアーで、連日上限の5000人近くが訪れ、ほとんどが松山選手の組について声援を送っていました。
松山選手は「ギャラリーの多くの方が僕を応援してくれたのは1番の強み、それを上手く自分の力に変えることが出来た。日本人の僕が勝ったことに意味があることだと思うので嬉しいです」と語りました。
表彰式ではリング型のトロフィーを受け取り、おどけるように輪っかから顔を覗かせ最後まで観客を喜ばせました。
■写真:AFP/アフロ