2冠王へ暗雲 村上宗隆チャンスで打てず
◇セ・リーグ 広島4ー1ヤクルト(29日、マツダスタジアム)
本塁打と打点の2冠王に期待がかかるヤクルト・村上宗隆選手でしたが、この試合で本塁打と打点は生まれませんでした。
試合前時点で村上選手は巨人・岡本和真選手に並んで本塁打数1位(39本)。また打点は岡本選手と1打点差のリーグ2位(112打点)。
その村上選手は初回。1アウト1、2塁と先制のチャンスで打席が回ってきますが、フルカウントからフォアボールを選び満塁に。しかし後続がこのチャンスを生かせず無得点。
2回は2アウト満塁の場面。2ストライクに追い込まれてから、広島の先発・九里亜蓮投手のシュートに空振り三振となります。
4回は2アウト2塁。甘めのツーシームを打つもショートゴロ。それでもショートがファンブルし出塁。しかし後続が打ち取られ得点できません。
6回も2アウト1、2塁と1発が出れば逆転のチャンスで、再び村上選手に打席が回ってきますが、セカンドゴロに打ち取られました。
9回の最終打席は、1アウト1塁の場面も、高めのストレートに空振り三振。村上選手も苦い表情を浮かべました。
この試合、村上選手は4度チャンスで打席が回ってきましたが、無安打に抑えられチームも敗戦。来月1日のシーズン最終戦で本塁打と打点の2冠王に輝けるのか期待がかかります。
◇本塁打王争い
1位 39本
巨人・岡本和真選手
ヤクルト・村上宗隆選手(残り1試合)
◇打点王争い
1位 113打点
巨人・岡本和真選手
2位 112打点
ヤクルト・村上宗隆選手(残り1試合)
※試合終了後の成績