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5度目で初の日本一も「うれしさより悔しさが勝つ」16歳の中田璃士 早くも“日本初”ジュニアGPファイナル連覇見据える フィギュアスケート

2024年11月18日 8:31
5度目で初の日本一も「うれしさより悔しさが勝つ」16歳の中田璃士 早くも“日本初”ジュニアGPファイナル連覇見据える フィギュアスケート
初のジュニア日本一に輝いた中田璃士選手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
フィギュアスケート 全日本ジュニア選手権 最終日(17日、広島・ひろしんビッグウェーブ)

18歳以下のフィギュアスケーター日本一を決める全日本ジュニア選手権。男子シングルでは高校1年生・16歳の中田璃士(りお)選手が初優勝を果たしました。

昨シーズンのジュニアグランプリ(GP)ファイナルではフリーで自己ベストをたたき出し、羽生結弦さんや宇野昌磨さんらが成し遂げてきた優勝をつかみ取った中田選手。しかし、この全日本ジュニア選手権では、これまで4度出場するも優勝には届いていませんでした。

前日に行われたショートプログラムで2位につけた中田選手はこの日、前年のジュニアGPシリーズファイナルでも見せた4回転トウループを見事成功。さらに直後にトリプルアクセルを華麗に決め、最高のスタートをきります。

しかしその後、コンビネーションジャンプで回転不足となると、3回転フリップから3回転トウループに入る場面で転倒。続くジャンプでも乱れ、ミスが目立ちます。

それでもスピンでは最高評価「4」を2度獲得するなど、後半にかけて再び華麗な演技を見せた中田選手が、全体トップの142.55点で逆転優勝に輝きました。

演技後、報道陣の取材に対応した中田選手は「うれしさよりも悔しさが勝つ演技」と話し、5度目の出場で悲願の頂点を手にしても笑顔はありませんでした。

12月には連覇をかけてジュニアGPシリーズファイナルに出場。「悔しい思いをした分はファイナルで返したい。日本初の連覇を目指して、失敗をしてもやりきったと思える練習をしたい」と意気込みました。
最終更新日:2024年11月18日 8:31
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