DeNAの三浦大輔監督は10日、横浜スタジアムで行われた全体練習前に2022年の開幕投手を発表しました。

「2022年の開幕投手は東(克樹)です」

前日の練習中に伝えたという三浦監督は「伝えた時もピキッと(東の)顔がしまりました」と明かしました。

「状態もいいですし、去年後半しっかり投げ切ったというところで今年は1年間ローテーションを任せられるだろうというところで東に任せました」と選んだ理由を説明。

また「開幕を任せるわけですから東がしっかりローテーション守ってくれることで、数字も自然についてくると思いますし、1年間ケガなく守ってもらえればと思います」と期待を込めました。

初の開幕投手を務める東投手は「まさか自分がというところは正直ありますけど、任された以上、役割を果たしてチームに勢いをつけれるように頑張りたい」と力強く意気込みました。

コロナ禍で無観客も続いたプロ野球ですが、今季は開幕から入場制限なく観客を受け入れて開幕したいとNPBのコミッショナーが明かしています。

東投手は「球場のボルテージ自体もかなり高いと思うので後押しをしてもらいながらしっかり復活したというところを見てもらいたいと思います」と笑顔で話しました。

立命館大学出身で2017年、DeNAにドラフト1位で指名を受けて入団した東投手。18年には24試合に登板し11勝を挙げ、新人王を獲得する活躍を見せました。

しかし左肘のコンディション不良から20年2月に左肘内側側副じん帯再建手術(通称・トミー・ジョン手術)を受け、その後はリハビリ生活。それでも去年9月28日のヤクルト戦で1軍復帰を果たし、今年は1年目のような活躍が望まれています。

東投手は11日のオープン戦で登板する予定です。