【高校サッカー兵庫全力応援】「炎」を体現する執念「滝川第二」を応援したい5つのこと
1.全国レベルの部活が多数
1984年に誕生した滝川第二にはサッカー部の他にも全国レベルの部活が多く、吹奏楽部は全日本マーチングコンテスト7大会連続で金賞を受賞。野球部、剣道部、陸上競技部も強豪として有名です。また、ゴルフ部からはプロゴルファー古江彩佳選手ら、世界の舞台で活躍する卒業生も多く輩出しています。
2.名門滝川第二サッカー部
学校創立と同時に創部されたサッカー部は今年41年目を迎え、選手権89回大会では初優勝を成し遂げました。
チームを率いるのは就任1年目の小森康宏監督。自身も滝川第二サッカー部のOBで、現在はトップチームの指導を行っています。そして、松岡徹総監督が一年生や下級生を中心に指導にあたる体制を取っています。
サッカー部からは現在まで49人ものJリーガーを輩出しており、中には元日本代表の加地亮さん、岡崎慎司さん、金崎夢生選手などの世界の舞台で活躍するOBも多くいます。
3.インターハイ県予選の負けからさらに強く
2024年の夏に行われたインターハイ県予選では、準決勝と3位決定戦に敗れた滝川第二。大会後、選手たち自身が県内のライバルたちに比べ、強度のなさ、走力のなさに気付いたといいます。
そこで、自らを高めるために行われたのが8月の走り込み合宿でした。主将の三宅蔵ノ助選手(3年)は「トラウマになるぐらいきつかったが、あの合宿のおかげで心身ともに強くなれた」と語っていました。
選手権兵庫県大会決勝では序盤から退場者が出てしまい、数的不利の状況の中、100分間走り抜き、執念の勝利で全国への切符を手に入れました。
4.得意のパスサッカーとハードワークの融合
滝川第二のプレースタイルは細かいパス交換とドリブルを織り交ぜ、中央からの攻撃、サイドからのスピードある仕掛けが特徴。また、このスタイルに加え、インターハイ県予選後からは強度を上げたトレーニングで運動量も加わり、パスサッカーとハードワークが融合されたチームとなっています。
5.主将で10番、チームの攻守の起点
小森監督が選手権全国大会のキーマンとして名前を挙げたのは、キャプテンの三宅選手(3年)。ポジションはMFで、攻撃、守備ともに精力的に行い、両方の起点となります。三宅選手は「今年のチームの一文字、炎のように執念だけはどこにも負けない」と語っていました。
滝川第二の初戦は12月29日に行われる山梨代表山梨学院との1回戦。「炎」のように熱く、チームのモットーでもある「怯まず 驕らず 溌剌と」戦う姿に期待です。
(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/サンテレビ)