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【箱根駅伝】往路順位推移 3区で青学大に首位交代 前回2位の中央大は13位に沈む

2024年1月2日 16:32
【箱根駅伝】往路順位推移 3区で青学大に首位交代 前回2位の中央大は13位に沈む
第100回箱根駅伝 往路順位推移
◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(2024年1月2日往路・3日復路)

第100回箱根駅伝は、青山学院大学の往路優勝で折り返しました。

1区、駒澤大の篠原倖太朗選手が日本選手歴代2位の1時間1分2秒のタイムでフィニッシュ。ディフェンディングチャンピオンの意地を見せ、トップで襷(たすき)をつなぎます。

2区は駒澤大のキャプテン・鈴木芽吹選手が2位との差を縮めながらも先頭を守り、前回大会の4区から続く連続1位記録を『23』としました。

しかし3区、青山学院大の太田蒼生選手が7.7キロ付近で駒澤大の佐藤圭汰選手の背中を捉えると、しばらく抜きつ抜かれつの攻防を見せます。勝負に出たのは青山学院大の太田選手でした。18キロ過ぎでサングラスを額のうえに上げるとスパート。これまでついてきた佐藤選手を振り切り、単独トップに立ちました。

太田選手は日本選手歴代最速かつ、日本選手初の1時間切りとなる59分47秒をマーク。2位と4秒差の1位で襷をつなぎました。

4区は青山学院大のエース・佐藤一世選手が2位駒澤大との差をさらに広げます。雨天をものともせず、区間賞となる1時間1分10秒で2位との差を1分27秒まで広げました。

5区山上りは前回区間新記録を樹立した“山の妖精”こと城西大・山本唯翔選手が快走を見せます。自身が持つ区間記録を上回るペースでレースを進めると、1時間9分14秒でフィニッシュ。それでも、青山学院大の若林宏樹選手も従来の記録を上回る1時間9分32秒の好タイムをマークし、順位変動は行われず。往路は青山学院大が1位、駒澤大が2位、城西大が史上最高位の3位となりました。

また前回総合2位の中央大学は1区19位と失速。2区を任されたエース・吉居大和選手も区間15位に沈みましたが、4区を任された湯浅仁選手が区間3位の好走を見せ、13位に浮上。往路は13位でフィニッシュしています。

6位でフィニッシュした國學院大學は、2区の平林清澄選手が区間3位、17位から8人抜きで9位へと順位を押し上げます。3区の青木瑠郁選手も区間4位タイ、3人をかわし6位で襷リレー。5区で1つ順位を落としましたが、往路は6位で終えています。