◇競泳日本選手権 大会4日目(23日、東京アクアティクスセンター)

7月にシンガポールで行われる世界選手権代表選考会を兼ねて行われた、競泳日本選手権。最終日4日目となった23日、男子1500メートル自由形で、17歳の高校生・今福和志選手が14分50秒18の日本新記録を達成し、世界選手権代表に内定しました。

それまでの男子1500メートル自由形の日本記録は、山本耕平さんが2014年6月20日にマークした14分54秒80。今福選手は4秒以上タイムを更新し、11年ぶりとなる日本記録更新を達成。

偉業を達成した今福選手はレースを振り返り、「前半落ち着いて攻められたのが良かった。いつも1000mからきつくなるけど、今日は1100～1200mで少しきつくて、でも練習しっかりしたからここできつくなると自分に言い聞かせた」とコメントしました。

一方で、目指していた40秒台の記録には届かなかったという今福選手。それでも掲示板でタイムを見たときは「めっちゃうれしかった」と話しました。

記者から自身にどんなご褒美をあげたいか聞かれると、「これからもっと何回も日本記録を刻んでいかないといけないので、ここで満足していられない。ご褒美はなし」と更なる高みを見据えたコメントをした今福選手。

それでも、大一番を終えてほっとしたようで「明日オフなんでしっかり休みたい」と笑顔で語りました。