巨人の菅野智之投手が28日、2月から春季キャンプがスタートする宮崎県で行われた合同自主トレに参加し、1番乗りでブルペンでの投球を見せました。

この日からスタートした巨人の合同自主トレ。キャプテンの坂本勇人選手ら主力選手たちと一緒にランニングとキャッチボールを終えると、菅野投手は誰よりも先にブルペンに入り、投球練習を行いました。

元々ブルペン入りする予定はなかったと言いますが、「体の状態も悪くないですし」と予定を変更。キャッチャーを座らせた状態で投げ込みを行いました。投球中には、右手中指の爪が割れて、出血してしまうアクシデントも。しかしエースは、「投げて初日に爪が割れるぐらいなので、指には(球が)掛かっていると思う」と、オフのトレーニングの手応えを口にしました。

「気温も暖かかったので、良い感覚で投げられている。明日以降も体調と相談しながらやっていきたい」と充実した表情の菅野投手。さらに、今年のキャンプが有観客で行われることもモチベーションに繋(つな)がっていると話します。

「制限はあるけどキャンプにお客さんが入ってくれると、選手は良い緊張感でプレーできる。恥ずかしいプレーはできないので、そこを意識しながらやっていきたい」と意気込みました。

キャンプでは、初日からブルペンに入ることを明言しているエース。自分のために、ファンのために、練習に取り組みます。