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駒澤大のカギを握る3年生の佐藤圭汰 ケガの期間への胸中と責任感「やっぱり佐藤圭汰って強いんだなって思わせられるような走りをしたい」

2025年1月1日 19:00
駒澤大のカギを握る3年生の佐藤圭汰 ケガの期間への胸中と責任感「やっぱり佐藤圭汰って強いんだなって思わせられるような走りをしたい」
駒澤大学の佐藤圭汰選手(C)水上俊介
2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝駒澤大学3年生の佐藤圭汰選手はケガの期間の胸中を明かしました。

2年生で迎えた前回大会は、3区を走り区間2位の力走。箱根駅伝後には、室内での5000メートル日本記録(13分09秒45)を樹立しました。

しかし、3年生となった今シーズン、4月と9月に2度恥骨を痛めた影響で、出雲駅伝と全日本大学駅伝を欠場。

パリ五輪を目指していましたが、故障でその目標は叶わず。「本当に悔しい思いばっかりしたんですけれど、自分のこれからの競技人生において、成長につながるシーズンだった」と、この1年を振り返ります。

ケガの原因であるフォーム改善や食事の改善を含めた体の根本的な改善に取り組む日々。今は問題なく走ることができていると話す佐藤選手ですが、「駅伝シーズンに何もしないって、すごい嫌でしたし、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。箱根も無理なんじゃっていう思いもあって、すごい不安でいっぱいだった」と、ケガの期間への思いを吐露しました。

出雲駅伝では、佐藤選手を欠きながらもチームは2位。全日本大学駅伝では、佐藤選手が2年連続2区を走っていましたが、今シーズンは1年生の桑田駿介選手が出走。期待のルーキーは区間17位と苦しいレースでしたが、チーム一丸で國學院大學に次ぐ2位でフィニッシュしました。

佐藤選手は「やっぱり2区ってすごく強い選手が集まりますし、前半の流れを決める大事な区間なので、本当は自分が走らないといけない。1年生の桑田にそういった区間を走らせてしまって。正直自分としても責任を感じていますし、桑田に申し訳ないなっていう気持ちももちろんありました」と、仲間の戦いを振り返ります。

また「桑田は悔しい思いをしたことによって、その悔しさを糧に次のレースではやってやろうって気持ちになってくれてると思います。彼にいろいろなプレッシャーをかけるんじゃなくてみんなでカバーしていって、箱根では桑田もいい走りをして、全員でしっかり優勝を取れるようにしていきたいです」と、後輩への期待を語りました。

11月から練習に復帰し、順調に調整できているという佐藤選手。箱根駅伝では29日時点で補欠登録となり、当日のメンバー変更で何区を走るかに注目が集まっています。

「個人としては今年1年いろいろな方々に心配をかけたと思いますし、期待を裏切るような形になってしまったと思うので、その方たちへインパクトを残す。“やっぱり佐藤圭汰って強いんだな”って思わせられるような走りをしたいと思います」

力強く語った佐藤選手。また、「冗談っぽく言っていたのですが、3つの学生駅伝全部で自分の名前を残したいなって。今、出雲や全日本は2区で区間記録を残してるので、箱根でもどこかしらの区間で自分の名前を区間記録として残したいです」と、区間新記録を目標に掲げました。
最終更新日:2025年1月1日 19:00
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