富山商業が連覇 甲子園の切符を手に 夏の高校野球富山大会
夏の高校野球富山大会は27日、決勝が行われ、富山商業が逆転で富山北部を破り2年連続18回目の甲子園出場を決めました。
富山市民球場で行われた決勝は、2023年の夏の決勝と同じカード。
連覇を目指す富山商業か! リベンジの富山北部か!
試合は終盤までもつれる猛暑に負けないくらいの熱い戦いとなりました。
1対1の同点で迎えた2回裏、富山北部は1番・瀬戸のタイムリーヒットなどで3対1と勝ち越します。さらに3回と4回にも合わせて3本のタイムリーで6対1と春の覇者・富山商業を突き放します。
追いつきたい富山商業は5回表。ランナー1人を置いて2番の釣!
思い切り振りぬいた打球は右中間へ。これがランニングホームランとなり3点差。
スタンドも逆転を信じた終盤の8回。富山商業は1点差まで詰め寄り、なおも満塁のチャンスに、途中出場の1年生・堂口が初球の甘く入った変化球を捉え、3塁線を破る逆転の2点タイムリー2ベースヒット!富山商業はこの回、打者一巡の猛攻で7対6と試合をひっくり返します。
富山商業は4回途中からマウンドに上がった背番号6の森が富山北部打線を抑えます。
森は最後のバッターをセカンドゴロに打ち取りゲームセット!7対6、終盤の劇的な逆転ゲームを制した富山商業が2年連続18回目の甲子園出場を決めました。
55年ぶりの甲子園、そして去年の夏のリベンジを誓って挑んだ富山北部は惜しくも決勝戦で敗れました。
富山商業高校 森投手
「絶対に点数をやらないという気持ちでマウンドに上がって、しっかり自分の力全部出せたと思うのでよかった」
富山商業高校 鶴田主将
「去年初戦で負けた悔しさをしっかりぶつけて、自分たちの目標である甲子園ベスト4をしっかり果たしたいと思います」
夏の甲子園大会は8月4日に組み合わせ抽選会が行われ7日に開幕します。