楽天は対外試合がスタート。沖縄キャンプは今日から第3クール。日本ハムとの練習試合でドラフト1位ルーキーが早速見せてくれた。

第3クール初日の11日は、今キャンプ初の対外試合。
日本ハムとの練習試合に臨んだ楽天。

場内アナウンス
「1番、ショート宗山」

注目を集めたのは、なんといっても期待のドラフト1位宗山塁選手。
1番ショートで"デビュー戦"にスタメン出場した。

初回の第1打席。
初球は高めのボールを見送りストライク。
そして2球目。
134キロのストレートをはじき返し、打球はセンター前へ。
初打席で見事"プロ初ヒット"を記録した。

続く3回の第2打席。
フルカウントから低めの変化球をしっかり見極めフォアボールを選ぶと…
次のバッターの3球目。
今度は"プロ初"の盗塁成功。足でも魅せる。

さらに、5回の第3打席。
ショート強襲のヒットを放ちきょうは2安打1盗塁。対外試合初戦で上々のデビューを飾った。

宗山塁選手
「まずヒットが一本出たのは良かったです。まだまだきょう始まったばかりですし、きょうのヒットがどうっていうよりかはもっと内容をよくしていくためにというところに意識を向けてやっています」

この日、打線でアピールしたのは宗山選手だけではない。
3回、5番でスタメン出場の安田悠馬選手がライトへのタイムリーツーベースを放つと…
5回、今度はレフトへ大きなあたり。
これもタイムリーとなるなど、2安打3打点の活躍で持ち味の長打力をアピールした。

一方、初実戦の先発を任されたのは昨シーズン1軍登板のなかったベテラン・辛島航投手。

日本ハム打線にヒットは許したものの、持ち味の打たせて取る投球で1イニングを無失点。プロ17年目、復活に向けて第一歩を踏み出した。

辛島航投手
「無事に投げられてとりあえずよかったです。自分はどんどんアピールしていかないといけない立場にあるので、いい結果をだせるようにいい準備をしていきたいなと思ってます」

ここからは実戦が多くなっていく楽天。
12日の練習日を挟んで13日は昨シーズンの日本一横浜DeNAと練習試合を行う予定だ。