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創部2年 “心を一つに全国の舞台へ” 雲仙市の小学生ソフトボールチーム「ケヤキーズ」《長崎》

2025年3月23日 5:00
創部2年 “心を一つに全国の舞台へ” 雲仙市の小学生ソフトボールチーム「ケヤキーズ」《長崎》

5年生以下が出場するソフトボールの県大会。
優勝したのは、雲仙市の小学生チームです。

心を一つに、全国の舞台へ挑みます。

グラウンドに響くボールを打つ快音。

元気な掛け声も飛び交います。

小学生ソフトボールの地域クラブ『ケヤキーズ』。

おととし4月に創部したクラブは、雲仙市国見町の土黒小学校の児童を中心に、27人が練習に励んでいます。

(德永 三成 監督)
「子ども中心で、保護者やみんなが支え合って、本当にそういったところから生まれてきたチーム。
結果云々よりも、まず子供たちが楽しんでスポーツをする姿を、我々スタッフも保護者も1番期待している」

去年10月に行われた、全日本小学生大会の県予選。

決勝は先行して追い上げられる試合展開となりましたが、声を掛け合いチーム一丸となってピンチを乗り切り、初優勝を果たしました。

(井上 瑛太選手)
「(県予選では)緊張していたが、声が出ていたので優勝できた。
とても元気があって他の小学校の子もいるけど、学年とか学校関係なく仲がいい」

チームのキャプテンを務めるのは、キャッチャーで4番バッターの井上 瑛太選手 5年生。

肩の強さと安定した送球が持ち味で “投打の要” としてチームをまとめます。

エースは、4年生の德永 櫂成選手。

(德永 櫂成選手)
「元気出して、負けても諦めず最後までやりきること。
(ケヤキーズは)明るく楽しくするチーム」

緩急をつけたピッチングが持ち味。
攻撃面ではスラッガーとしても活躍します。

巧みなグラブさばきを見せるのは、ファーストの綱田 瑛斗選手 5年生。

どんな打球でもミスなく処理しようと練習では、とにかく “数” をこなします。

(綱田 瑛斗選手)
「僕が出ている試合に弟が出ていて、ちゃんとボールをとったりしているのは嬉しい」

そして瑛斗選手の弟、健人選手も負けていません。

(弟の健人選手)
「いいプレーをしたらほめてもらえるところ(が楽しい)。試合に1回でも多く出れるように頑張る」

兄弟や姉妹、上級生と下級生の垣根をこえて、高め合うのが『ケヤキーズ』の魅力。

5年生の大川 陽茉理選手は、5つ下の弟、叶喜くんと一緒に練習に励んでいます。

(大川 陽茉理 選手)
「家でも私が練習をやっていたら自分からしたいと言うところがいい。
強くなって中学校でもやってほしい」

“やるのは自分!” がモットーの『ケヤキーズ』。

日々、活動を支えてくれる家族や監督、地域の人たちへの感謝を胸に、全国の舞台へ挑みます。

(綱田 瑛斗選手)
「いつも練習に来てくれてアドバイスしてくれるから、それがちょっと嬉しい」

(井上 瑛太選手)
「長崎県代表として協力し合って、いっぱい声を出して優勝する」

チーム一丸、初出場で初優勝を目指します。

(掛け声)
「絶対、日本一を獲るぞ!」


全日本小学生大会は29日に奈良県で開幕。

『ケヤキーズ』は、1回戦で大阪府代表、大阪八尾と対戦します。

最終更新日:2025年3月23日 5:04
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