“打ち勝つ野球”で目指すは初の全国制覇!中学生の硬式野球チーム「長崎ポニー」《長崎》
29日に開幕の全国大会に出場する中学生の硬式野球チームを紹介します。
投打に軸となる選手を擁し、初の全国制覇を目指します。
グラウンドに、ボールを打つ快音が響き渡ります。
モットーは “打ち勝つ野球”。
中学生の硬式野球のクラブチーム『長崎ポニーベースボールクラブ』。
(松尾 宝夢主将(2年))
「家族みたいに仲良く声を掛け合って、みんなで一緒にチームのレベルを上げていくチーム」
(松尾 大吾監督)
「(相手投手の持ち球は)ストレートとフォーク。たまにカーブ。
ストレート、どう?」
(選手)
「速い!」
(松尾 大吾監督)
「それなら、どうする?」
(選手)
「バットを短く持つ」
(松尾 大吾監督)
「バットを短く持つ、(バッターボックスでの)立つ位置は?」
(選手)
「キャッチャー側」
3年前の創設当初からチームを率いるのは、長崎市出身の松尾 大吾監督 41歳。
選手時代には福岡の高校で甲子園を経験。
大学時代には、日本一も成し遂げました。
(松尾 大吾監督)
「一方的な指導ではなく、子どもたちに自発的に学んでほしいというところを意識している」
所属するメンバーは、10校から集まった17人。
主に週末、長崎市内のグラウンドで練習を行っています。
中には、毎週フェリーで五島から通う選手も。
(山口 桔平選手(2年))
「福江中学校です。船(の時間)が長いので、交通に時間がかかって大変。上手くなりたいから」
“高いレベルの野球” を志す選手たちが、県内各地から集まっています。
チームは去年11月、19チームが出場した九州大会で3位に入り、29日から沖縄で開催される全国大会への切符をつかみ取りました。
持ち味は、九州大会4試合で33安打23得点をたたき出した “強力打線” です。
攻撃をけん引するのは、日本代表経験のある2人の選手。
2番の永田 泰庄選手1年生は去年、U12日本代表に選出され、世界大会でも中軸を担いました。
広角に打ち分けることができる、器用なバッターです。
(永田 泰庄選手(1年))
「日本代表になったからには恥無いようなプレーしたり、行動したり意識している。なかなか点が入らない時に、(打撃で)引っ張っていけたら」
永田選手が出塁したあとホームに返す役割を担うのは、同じく日本代表経験者で、4番を任されている川上 凛選手 2年生。
身長180センチ体重は95キロ。
恵まれた体格から繰り出す豪快なスイングで、九州大会4試合で打率6割越えを記録しました。
(川上 凛選手(2年))
「2人で得点をとる気持ちでやっている。甘い球は一球で仕留めることを意識。
(コースが)外角だったら右中間とかで、球に対して対応するバッティングを意識している」
投手陣を引っ張るのは、2年生の濵田 陽斗投手。
ストレートの最速は127キロ。
変化球もスライダーやチェンジアップなど、4種類を操るバランスの良い右腕です。
投打に高いレベルの選手を擁する長崎ポニーベースボールクラブ。
25チームが出場する全国大会では、29日の初戦で群馬県の「館林慶友ポニー」と対戦します。
(川上 凛選手(2年))
「自分が打って、リーダーになれるような選手になって、チームを盛り上げて全国優勝できるように頑張りたい」
(松尾 宝夢 主将(2年))
「全国大会はまず初戦を突破して、今まで高めてきたチーム力で、どんどん突き進んで優勝目指したい」
「長崎ポニーベースボールクラブ」では、新入部員を募集しているそうです。
詳しくはチームの公式インスタグラムをご覧ください。