野球の“あの名将”が佐渡を訪れました。ことし３月のＷＢＣ「ワールドベースボールクラシック」で監督として日本代表を世界一に導いた栗山英樹さんが熱戦の舞台裏について話しました。

１０月９日午後、佐渡市では…

〈栗山英樹さん〉
「あまり近くに来るなって感じ？大丈夫、ちょっと話そうよ」

ＷＢＣで日本代表を世界一に導いた栗山英樹さんが「夢を追いかける大切さ」をテーマに佐渡市で講演会を開きました。

会場には佐渡市の野球少年など約１３００人が詰めかけ満席に。

この中、栗山さんは舞台せましと会場をまわり、子どもたちの質問に答えました。

〈子ども〉
「村上選手があまり（ＷＢＣで）打てていなかったのに代打を出さなかったのはなぜですか？」
〈栗山英樹さん〉
「信じていたんだよ。調子の悪い村上でも期待感としてそれ以上期待できる選手がいたかと言えば、ぼくは村上を１番期待していた」

〈栗山英樹さん〉
「大人として子どもたちに真摯に向き合ってあげることは子どもたちの教育上、非常に大事だというのは実感しているので。できる、できないということではなくて、自分を信じてやると決めてやり切れるかどうかはいろいろなことを巻き起こすと、そういう言葉がWBCにもつながっていたので、そのことだけを伝えようと思っていました」

激闘の舞台裏についてすぐ隣で語りかけてくれる栗山さん。会場は笑いと拍手に包まれていました。