「出場機会の確保を」 中学ラグビー新人大会でクラブチームが初参加 部活動の地域移行 山梨
ラグビーの山梨県中学校新人大会は2日、南アルプス市の御勅使南ラグビー場で準決勝を行い、大会史上初めてクラブチームが参加しました。
甲州市ラグビークラブは、市内の中学4校の生徒を対象としたチーム。部活動の地域移行が県内各地で進む中、ラグビーでは先駆けた取り組みとして注目されています。
古屋秀輝コーチ(塩山中教諭)
「少子化の流れもあり、どうしても学校単独でチームが組めない状況がいろいろな学校で起きている。地域が母体となって試合に出場する機会を確保するという意味合いがベースにある」
クラブ初の対外試合は、笛吹市の一宮中・石和中の合同チームと対戦。経験者が少ない甲州は失点を重ねますが、意地も見せました。
前半6分、HB天野秀哉が快足を飛ばしてトライ。クラブの初陣は76-5(36-5、40-0)で敗れたものの、価値ある得点を挙げました。
天野選手
「ボールをもらったときに『自分が絶対に行く』という気持ちで走ったら1トライできたのでとてもうれしい。相手が強くて自分たちは未経験なところも多かったが、全員でタックルに行くなど、全力プレーができたので良かった」