「楽しいし面白くて好き」県内初 高校男子のリーグ戦に女子選手が出場 残り3試合に全力 山梨県
リーグ5部に所属する甲斐清和。リーグ初の女子選手として、男子に交じって出場しているのは鈴木真凜選手(3年)です。
鈴木選手
「男子選手もみんなフレンドリーで話しやすく、とても楽しい」
2年生までは女子選手にリーグ戦の出場権が認められず、公式戦ではプレーできませんでした。
近藤快飛主将
「とにかく熱心で、練習中も声かけをして、試合に出られない公式戦のときは裏方として手伝ってもらっていた」
そんな鈴木選手に今春、転機が訪れました。
清水知巳監督
「2年間、男子とは練習試合のみの中で頑張り続けてきた。最後の1年だけは報われてもいいのかなと思い、もう一度(顧問会議で)提案し、快く認めてもらえた」
鈴木選手のひたむきな姿勢を見続け、女子選手のリーグ戦出場を訴えてきた清水監督の思いも実り、出場が可能となりました。
リーグ戦出場については「うれしい気持ちと緊張があった」と話す鈴木選手。6月の富士北稜との試合でも、体格やスピードで勝る男子選手を相手に、必死にボールに食らいついていました。
そんな鈴木選手ですが、仲間と一緒に戦えるリーグ戦は残り3試合のみ。
鈴木選手
「(サッカーが)大好き。楽しいし面白くて好き。みんなの足を引っ張らないように、悔いなく自分のしたいプレーをして、残りのリーグ戦も楽しみたい」
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年7月21日放送)