健康の願いを込めて…「大館アメッコ市」のアメづくりが最盛期 アメを冷やすのは昔ながらの方法で
「この日にアメを食べると風邪をひかない」と言い伝えられている、大館市の小正月行事、「大館アメッコ市」が、来月8日と9日に開かれます。
大館市の菓子店では、会場で販売するアメづくりが最盛期を迎えています。
創業約150年、大館市の中心部にある菓子店、斎作屋です。
小正月行事の大館アメッコ市に向けて、アメづくりが今月6日に始まり、いま、最盛期を迎えています。
斎作屋では、約130度に煮詰めた水あめと砂糖を、昔ながらの方法で冷やしています。
雪の上に置くことで、熱々のアメを、ムラなく均一に冷やせるということです。
「この日にアメを食べると風邪をひかない」と言い伝えられているアメッコ市。
全国的にインフルエンザが猛威を振るっている今シーズンは、願いを込めて、よりいっそう多くの人が訪れるかもしれません。
この店では、アメッコ市に向けて、バナナやメロン、イチゴ味など13種類、約2トンのアメを用意して、訪れる人たちを迎えることにしています。
斎作屋 斎藤勇作 代表
「今年は特に雪が多いですので、風邪をひきやすい状況がうまれます。そのため、大館のアメッコ市のアメを食べて、体を整えていただければなというふうに思いながら、つくっております」
甘い香りを漂わせ、今年も大館市内各地で盛んに行われているアメづくり。
アメッコ市は、来月8日と9日に開かれます。