震災を経験した職員も…いざという時どう動く?秋田市のこども園で地震と津波想定の避難訓練
秋田市のこども園で、地震と津波を想定した避難訓練が行われました。
園児たちが、いざという時の対応や行動を学びました。
秋田港から約500メートルに位置する、秋田市土崎港のこども園「あきた風の遊育舎」です。
約200人の園児が通う「あきた風の遊育舎」、毎月、避難訓練を行っています。
11日は、大地震が起き、津波が発生したという想定で、訓練が行われました。
「津波警報が発令されました。津波警報です。予想される波の高さは2メートルです」
「あきた風の遊育舎」は、東日本大震災以降、津波を想定した訓練を始めました。
園児たちは、歩いたり、職員に背負われたりして、3メートルほどの階段を上って、屋上の園庭に避難しました。
約3分で、全員の避難が完了しました。
「あきた風の遊育舎」の職員の中には、東日本大震災の当時、被災地にいた人もいます。
あきた風の遊育舎 小木田なつみさん
「東日本大震災の中で失われてしまった命とっていうところを目の当たりにした時に、自分の命をしっかり守るっていう意識は、子どもたちにこれからもこういった避難訓練とかを通じて伝えていきたいなと、強く感じています」
記者
「地震が起きたらどう動く?」
園児
「先生の話を聞く」
園児
「頭を押さえる」
「あきた風の遊育舎」は、子どもたちの命を守るため、今後も、様々な災害を想定して、避難訓練を繰り返すことにしています。