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JAXA・宇宙航空研究開発機構の実験場に液体水素の研究拠点を整備 能代市

2025年3月11日 18:07
JAXA・宇宙航空研究開発機構の実験場に液体水素の研究拠点を整備 能代市

おととし7月に爆発事故が起きた、能代市にあるJAXA・宇宙航空研究開発機構の実験場で、再建に向けた工事が進んでいます。

実験場では、液体水素の研究拠点の整備も進められていて、所長が将来の構想を語りました。

燃料電池など、幅広い産業での需要が見込める液体水素の県内企業の参入、それに人材育成を目的に去年設立された「あきたJAXAクロスイノベーション研究会」のセミナーが、11日、秋田市で開かれました。

研究会の中心となっている能代ロケット実験場の小林弘明所長が講演し、将来の構想を語りました。

能代ロケット実験場は、宇宙関連の燃焼実験などに加えて、10年ほど前から液体水素の研究にも力を入れています。

小林弘明 所長
「水素航空機の研究というのが、いま全世界的に活発に行われております」
「推進系の電動化ですとか、長距離航空機については、燃料を水素化する、そういった研究が行われております。能代ロケット実験場でも、それの研究に対応すべく、今年から、実験場の一部を水素航空機の実験専用エリアとして整備する計画です」

実験場では、液体水素の貯蔵や運搬に関する大規模な実験ができる研究拠点が、新年度に稼働する予定です。

小林所長は「宿泊場所・移動の手段などの整備が課題となっている。今後、地域と連携して、より良い環境を整えて、実験に思いきり集中できる体制にもっていきたい」と抱負を述べました。

最終更新日:2025年3月11日 18:51
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