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ミズモのシールに願いを込めて…美郷町六郷の「竹うち」前に天筆の準備が進む 秋田県

2025年2月5日 17:19
ミズモのシールに願いを込めて…美郷町六郷の「竹うち」前に天筆の準備が進む 秋田県

願い事を書いた五色の短冊「天筆」を竹の先に吊るし、焚き上げる、美郷町六郷の小正月行事「竹うち」が今月15日に行われます。

本番を前に、地元の観光案内所に寄せられた願い事を天筆に貼り付ける作業が行われました。
(1月24日取材)

こんこんと湧き出る、透き通った清らかな水。

豊富な湧き水で「全国名水百選」にも選ばれている清水の里、美郷町です。

清水の歴史などをパネルで紹介しながら、町の情報も発信する観光案内所は、去年春にリニューアルオープンしました。

階段をのぼり2階に行くと、壁一面に貼られていたのは、町のイメージキャラクター「ミズモ」をかたどったシールです。

観光案内所を訪れた人たちが、願い事はもちろん、清水にちなんで、“水に流したいこと”などを書き記しました。

すべて竹うちの当日にお焚き上げされます。

去年4月から貼られたシールの数は、2000枚を超えていました。

取材した日は、施設を管理・運営する「あきた美郷づくり」の社員や町の職員などが、シールを壁からはがし、天筆に貼り付ける作業を行いました。

天筆を焚き上げる「竹うち」は、国の重要無形民俗文化財「六郷のカマクラ」を締めくくる小正月行事で、男たちが長さ8メートルほどの青竹を豪快に振りかざしながら、激しくもみ合います。

北軍が勝ては豊作に、南軍が勝てばコメの値段が上がると言い伝えられています。

あきた美郷づくり 荒田直樹 さん
「予想以上にあったと思います。それだけ多くの方に来ていただいて、多くの願いを書いてもらった。本当にうれしい限りですね。一つひとつみなさんの願いがこもったミズモシールですので、全部の願いを叶えられるようにお焚きあげしたいと思っています」

シールを貼った天筆は、今月9日から、町の観光拠点施設「湧太郎」で展示され、竹うち当日に地元のこどもたちが焚き上げます。

美郷町六郷の小正月行事「竹うち」は、15日の土曜日、午後8時スタートです。

最終更新日:2025年2月5日 19:01
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