県内景気「回復の動きが一服」日銀秋田支店
日銀秋田支店は、県内の景気の動向について、消費者の節約志向が根強いとして「回復の動きが一服している」という判断を維持しました。
日銀は県内の景気全体について、先月、3か月ぶりに判断を引き下げ「回復の動きが一服している」としましたが、今月もその判断を維持しました。
景気を判断する要素の個人消費など6つの項目については、公共投資の判断のみ引き下げ、そのほかは維持しています。
日銀秋田支店によりますと、個人消費については、引き続き節約志向が根強く、公共投資については、去年の記録的な大雨を受けて進められた防災・減災に関わる公共工事の活発な動きがいち段落したと分析しています。
日銀秋田支店の片桐大地支店長は、夏まつりシーズンに伴う景気の回復がみられるかどうかや、まもなく開幕する夏のオリンピックが消費者の購買意欲を刺激するかどうかも注意深くみることにしています。