県の合同就職説明会 ‟売り手市場”続き 企業側は働きかけ方を工夫
企業の採用活動が今月1日に解禁されたことを受けて、学生を対象にした県の合同就職説明会が12日と13日、秋田市で開かれました。就職する側が優位の“売り手市場”が続いていて、企業側は働きかけ方を工夫して、採用活動を進めています。
来年3月に卒業・修了する予定の学生を対象にした県の合同就職説明会には12日、13日あわせて232社がブースを出しました。学生の数の減少や県外への流出などを背景に企業の人手不足が進み、県内の就職・採用をめぐっては人材の獲得競争が厳しさを増しています。就職する側が優位の“売り手市場”です。
企業側は採用活動を始める時期を早めたり、年が近い若手社員と交流する機会を設けたりするなど工夫しています。オンラインを活用した説明会や個別に勧誘する形の採用活動も増えていて、対面による合同の説明会は減りつつあるといいます。主催した県は複数の企業の情報を一度に知ることができるメリットがあるとして、今後もこうした場を設けることにしています。