消防署員などが命綱の結び方やはしごのかけ方など屋根の安全な雪下ろしを指導 湯沢市
本格的な雪のシーズンを前に湯沢市で屋根の雪下ろしの講習会が開かれました。参加者が命綱の結び方やはしごのかけ方など安全な雪下ろしについて理解を深めました。
県雄勝地域振興局 地域企画課 吉田美央 課長
「積雪量が平年並みか多いという予報も出ておりますので、きょうの講習会の内容を念頭において安全に事故のないように作業していただければと思います」
本格的な雪のシーズンを前に県雄勝地域振興局などが毎年開いている屋根の雪下ろしの講習会。
消防署員などが事故の防止につながる命綱の結び方などを指導しました。
県警察本部のまとめによりますと、昨シーズン、屋根から転落するなどの除雪中の事故にあった人は県内で18人で、そのうち12人が骨を折るなどの大けがをしています。参加者は簡単で、かつほどけにくいロープの結び方を教わりながら命綱の大切さを学びました。
また、きょうは適切なはしごのかけ方も紹介されました。
「はしごの立て掛け角度になりますけども、はしごの角度は75度が最も安定しますので、こう手を伸ばしたときにまっすぐな状態、手が水平な状態、このような状態が人がはしごを登れる一番安全な角度とされています」
参加者
「ロープの結び方がどうしてもうまくいかなかったもんだから、それがうまく結べるようになりましたので良かったと思います」
「今年移住してきて初めての冬なんで、ちょっとずつちょっとずつでいいんで、慣れていけたらなとは思っているんですけど」
間もなくやってくる本格的な雪のシーズン。
県は、ヘルメットの着用はもちろん命綱を使って複数人で作業にあたるなど適切な対策をとりながら雪下ろしの事故防止に努めてほしいと呼びかけています。