温泉を使って切り干し大根作り!?甘み増し風味豊かに 作業が最盛期 湯沢市皆瀬地区
湯沢市の皆瀬地区で、温泉を利用した切り干し大根づくりが最盛期を迎えています。
長年地域に伝わる伝統の保存食。
今年も甘く風味豊かな切り干し大根に仕上がっています。
小安挟温泉で知られる湯沢市の皆瀬地区では、冬の間、地元の農家が、豊富に沸く温泉を利用した特産の切り干し大根づくりに取り組んでいて、作業が最盛期を迎えています。
皆瀬地区の切り干し大根の特徴は、原料の大根を輪切りにしたあと、90度ほどの温泉で2~3分ゆでることです。
大根を温泉でゆでることで甘みが増し、風味豊かな切り干し大根に仕上がるといいます。
茹でたあとも温泉の熱を利用して10時間ほど乾燥させれば切り干し大根の完成です。
湯沢市皆瀬地熱利用農産加工所 佐藤くみ子 代表
「1回ゆでているので、酢の物にそのまま入れてもいいし、サラダにしてそのまま食べて、ドレッシングなんかかけて食べてもおいしい。観光のお客さんが多いから1回食べたらおいしかった、お土産にもらったらおいしかったって、リピーターさんも結構いるので、食べたことのない人はぜひ食べてみてください」
温泉を利用した農産物の加工品は、切り干し大根だけではなく、トマトやカボチャ、それにリンゴを乾燥させたものなど、年々、広がりを見せています。
地域の恵みを利用した、湯沢市皆瀬地区の切り干し大根づくりは、年明けまで続き、地元のスーパーなどで販売されます。