市長の不信任再び可決される可能性高まる 2日告示の鹿角市議選 不信任に賛成を表明している候補者は24人中15人
鹿角市議会の解散に伴う市議会議員選挙が2日告示されました。
立候補したのは24人。このうち半数を超える15人は選挙後、議会で鹿角市の関厚市長への不信任決議案が再び提出された場合、賛成する意向を示していて、可決される可能性が高くなっています。
第三者委員会にパワハラを認定され、鹿角市議会から不信任決議を受けた関厚市長が議会を解散したことに伴う市議会議員選挙が2日告示されました。定数18に対して24人が立候補し、選挙戦になっています。
告示直前に、秋田放送を含む県内の民放3社とNHKは、共同で、市議選の立候補者に対し選挙後の議会で関市長に対する不信任決議案が再び提出された場合の対応を調査しました。
・「賛成する」と答えたのが15人。
・「反対する」と答えたのが5人。
・「決めかねている」が2人。
・「答えられない」、「明言しない」が、それぞれ1人でした。
不信任決議案が選挙後初めての議会に再び提出された場合、3分2以上の議員が出席したうえで過半数が賛成すれば可決され、関市長は失職します。24人の候補者のうち、「賛成」以外と答えた9人のうち、1人でも落選したり、賛成したりすれば、過半数になる見通しです。
不信任決議案を巡っては複数の候補者が「出されるだろう」という見解を示していて、提出されれば可決される可能性が高くなっています。
市長のパワハラを追及してきた前の議員側にもパワハラをした人がいる疑いが市の職員へのアンケートで明らかになっている鹿角市議会議員の選挙。
投票は次の日曜日=9日で、即日開票されます。