大粒で甘いブドウたわわに 横手市の観光ぶどう園で開園式

県内有数のブドウの産地横手市で、もぎとり体験ができる観光ぶどう園の開園式が行われました。長雨など天候不順もありましたが農家の栽培技術と努力で、例年以上に大粒で甘いブドウがたわわに実っています。

眩い日差しを浴びながら旬を迎えた秋の味覚ブドウ。

栽培が盛んな横手市大沢地区の国道107号沿いにある"まるさんぶどう園"です。

毎年8月下旬に食べごろを迎えるキャンベルやノースレッドなどの早生品種が今年もたわわに実りました。

31日のぶどう園のオープンを前に、生産者など関係者が集まり開園式が行われました。

横手観光ぶどう会中村 章 会長
「7月にはご存知のように洪水豪雨というような状況で、一部水が冠水したところもあるというような状況です。たわわに実ったブドウを見ますと、本当に1年の苦労が報われるような状態ですし、きょうの日を迎えたことを本当に喜びたいと思います」

「乾杯、乾杯～」

春の高温や先月の長雨など今年も天候不順に見舞われたブドウ栽培。

病気の発生を防ぐこまめな消毒など、例年にない栽培管理を強いられましたが、農家の技術と努力で今年は例年以上に大粒で甘いブドウに仕上がったということです。

9月中旬には年々規模が拡大しているシャインマスカットも旬を迎える横手市産のブドウ。

収穫が本格化する秋にかけて地域の国道沿いには12の直売所が設けられ、今年も観光客に秋の味覚を届けます。