新スタジアム建設費用と外旭川の新たなまちづくり事業計画 来春の知事選・秋田市長選の後まで棚上げ 秋田市議会一般質問
秋田市の八橋地区が正式な建設予定地となった、新たなスタジアムについて、穂積市長は10日、建設費用について詳しい議論を始めるのは来年度以降になると説明しました。外旭川地区のまちづくり事業も、来年度以降に新たな計画を示す考えで、それぞれ市長選挙が終わるまで、大きく進展しない見通しとなりました。
秋田市議会では、議員が市の課題や対応方針を質す一般質問が行われました。
冒頭の質問は、新スタジアムの建設計画や、外旭川地区のまちづくりについて。
穂積志 秋田市長
「一筋縄では解決しそうにない課題が山積みで、しかも4月には知事選、市長選が控えている中で、年度内でどこまで固められるのか、甚だ疑問ではありますが…」
議論を続けてきた市議たちにとって、紆余曲折を経た事業がこのあとどれだけ前に進むかは、気になるところ。
2つの事業のうち新スタジアム建設について穂積市長は、今後の焦点となる費用と事業主体の議論の見通しを次のように述べました。
穂積 市長
「なお、整備費用を含む具体的な内容については令和7年度以降、事業主体が決定したのちに、新スタジアム整備基本計画を策定する過程において、検討されていくものと想定しております」
穂積市長は、行政と民間、どちらが建設を主導するのかは、来年2月ごろに市としての方向性を示すものの、建設費用については、来年度以降=つまり、来年4月に控える市長選が終わった後に議論を進める考えを示しました。
この4年間議論を続けたものの、計画は停滞している外旭川地区のまちづくり事業も、新たな計画を示せるのは来年度以降になると説明し、市長肝いりのそれぞれの事業は、選挙が終わるまで大きく進展しない見通しとなりました。