佐竹知事は、11日、小坂町で開かれた住民との意見交換会で「この町は金がない。貧乏なんだ」などと発言しました。
12日、報道機関の取材に対し「内輪で使う表現を使ってしまった。不注意だった。」などと釈明し、陳謝しました。
12日朝、自らの発言について、報道機関に真意を問われた佐竹知事。
佐竹知事
「ああいうね、場所ではね、あのーちょっと発言がね、すべったということで、これはまぁ私のね、まぁ注意不足ということで、大変申し訳なく思ってます」
発言があったのは、11日、小坂町で開かれた、知事と住民との意見交換会です。
鹿角・小坂地域で起業した住民などと意見を交わした佐竹知事。
老朽化した小坂町の博物館や図書館などの改修を求める声を受け「この町は金がないんだな。貧乏なんだよ。」などと発言しました。
意見交換会に出席した町の担当者は「公共施設の改修を自主財源でまかなうのは、小坂町に限らず規模の小さい市町村では厳しいという意図だと思う」という受け止めを示しつつも、「表現は適切ではなかったと感じる」と話しています。
佐竹知事
「まぁうちの方は貧乏だからねってよく使うんですよ。まぁただそれはあの、内輪の話であって、ああいうね、あのーところでね、ま、では使ってはまずかったかなという。財政力が弱いというね、そういうまぁ専門用語を使えば良かったけども」
佐竹知事はおととし、比内地鶏を「硬い」と言ってその特徴を否定するような発言をしました。
佐竹知事
「言葉足らずで非常に幼稚な言い方で申し訳なかったと」
また、去年は、四国の料理について「うまくない」「貧乏くさい」などとけなし、その後陳謝しています。
佐竹知事
「不注意に（発言が）出てしまって、大変あの、そういう意味であの、えー、町の、えー役場の方には、少し気を悪くしたのかなと思って申し訳なく思ってます」
発言で物議を醸し、その度に謝罪してきた佐竹知事。
今回の発言のあとも、小坂町の担当者に謝罪したということです
