副業サポートを名目に…秋田県内で詐欺の被害相次ぐ YouTubeの広告がきっかけ
副業のサポートをうたった詐欺の被害が相次いでいます。由利本荘市に住む20代の男性が現金216万円を、仙北市に住む40代の男性が現金129万円をだまし取られる被害にあっていたことが分かりました。
由利本荘警察署の調べによりますと、由利本荘市に住む20代の男性は、23日、スマートフォンで動画共有サイト YouTubeを見ていたところ、「アンケートに答えて3万円をゲット」という広告を見つけました。
男性がそのサイトにアクセスすると、相手が無料通信アプリ LINEの友達に登録され、その後電話があり、450万円で副業のサポートを受けられるプランを勧められました。
男性が一括で支払えない旨を伝えると、分割での支払いを指示され、29日までに自己資金と金融機関への借金、合わせて216万円を指定された口座に振り込み、だまし取られました。
また、大仙警察署の調べによりますと、仙北市に住む40代の男性は、25日、YouTubeに表示された副業に関する広告を見つけ、アクセスすると、「【フルーツ】★受取専用」というアカウントがLINEの友達に登録されました。
さらに「フルーツ担当【森】」というアカウントが友達に追加され、ビデオ通話などで勧められるがままに「パイン」という副業サポートを契約しました。
その後、相手からサポート費用を要求され、28日、指定された会社名義の口座に現金合わせて129万円を振り込み、だまし取られたものです。
警察は、副業のサポート費用などの名目で高額な費用を請求するのは特殊詐欺の手口だとして、注意を呼びかけています。