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雪不足のまま 迫る小正月の伝統行事 刈和野の大綱引きも

2024年2月5日 19:02
雪不足のまま 迫る小正月の伝統行事 刈和野の大綱引きも

県内は今週末、伝統行事や冬まつりが各地で開催されますが、雪が極端に少なく、実行委員会などが雪の確保や安全対策に追われています。土曜日に大仙市で行われる国指定の重要無形民俗文化財、刈和野の大綱引きも雪不足への対応を迫られています。

県の観測によりますと、大仙市刈和野の積雪は5日も0センチ。近隣の市町村の積雪量も例年に比べて極端に少なくなっています。

刈和野の大綱引きは500年以上の歴史を誇る大仙市の伝統行事です。毎年2月10日、町が上町と下町に分かれ、総重量およそ20トン100メートルの大綱を引き合います。上町が勝てばコメの値段が上がり、下町が勝てば豊作になると言われています。

11月中旬から2か月半かけて作られた大綱はすでに完成し、会場となる大町通りの中心部に展示されています。綱は早めに準備出来ましたが、まつり本番の雪不足の影響が懸念されています。雪は急激に力が加わるのを和らげるほか、綱がアスファルトで擦れて切れるのを防ぐ効果もあります。大綱引きを安全に行うために欠かせず、その確保が進められていました。

大仙市は雪不足を見込んで、これまでに降った雪を各地に集めています。当日まで雪が降らない場合はその雪を会場に運んで、概ね10センチ程度敷きつめることにしています。いまのところ今週は県内でまとまった雪が降る予報は出ていません。刈和野の大綱引きはもちろん、そのほかの伝統行事や雪まつりの関係者が気をもむ日々が続いています。

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