高額の詐欺被害が相次ぐ…80代女性は現金3200万円 60代女性は約1100万円分の暗号資産をだまし取られる
高額の詐欺被害が相次いで明らかになりました。
"復興支援防犯協会"をかたる男からの電話をきっかけに、80代の女性が、現金3200万円を。
うその投資話から、60代の女性が約1100万円分の暗号資産をだまし取られました。
秋田東警察署の調べによりますと、今年6月、秋田市に住む80代の女性の自宅に「福島県復興支援防犯協会」を名乗る男から電話があり、「あなたの名前が“復興支援者” に登録されている」「支援をしないのであれば代わりの人を探す必要がある」などと言われました。
後日、協会に所属するという別の男から「代わりの人が逮捕された」「あなたも“同罪”である」と電話で言われ、逮捕を免れるための補償金を要求されました。
女性は、電話の指示に従い、秋田市内のスーパーやJRの駅の敷地内で、4回に渡り、協会の担当者を名乗る女に現金合わせて3200万円を手渡し、だまし取られました。
また、秋田市に住む60代の女性は、先月、インターネットで見つけた投資に関する記事から電話番号を入力。
すると、男から連絡があり、アプリを使った投資話を持ちかけられました。
女性は男の指示に従い、現金2万5000円を入金したところ、アプリ上で利益が出たと表示されました。
さらに「必ずもうかる」と言われた女性は、約1100万円分の暗号資産を送り、だまし取られました。
県警察本部のまとめでは、今年、県内では、先月末時点で170件の詐欺被害が判明し、被害額は合わせて6億7000万円あまりにのぼっています。