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鹿角市の山林で死亡していた男性の捜索にあたっていた消防士 休憩中にタケノコ採り「不適切な行為」口頭で注意

2024年6月19日 18:25
鹿角市の山林で死亡していた男性の捜索にあたっていた消防士 休憩中にタケノコ採り「不適切な行為」口頭で注意

先月、鹿角市の山林にタケノコ採りに入り、行方が分からなくなった男性を捜索していた鹿角広域消防本部の消防士が、休憩中にタケノコを採っていたことが分かりました。

行方不明の男性はその2日後に遺体で見つかっていて、消防本部は「不適切な行為だった」として、この消防士を口頭で注意しました。

先月、鹿角市十和田大湯の山林では、タケノコ採りに入り行方不明になった青森県の男性が3日後に遺体で見つかり、その遺体を運び出そうとしていた警察官2人がクマに襲われ、けがをしました。

鹿角広域消防本部によりますと、男性が行方不明となった翌日、16日の捜索で、鹿角消防署の男性消防士が、山林の中に設置した現地本部の近くでタケノコを複数本採っていました。

消防本部で聞き取りなど調査をしていたところ、今月14日にこの男性消防士が名乗り出たということです。

男性消防士は、「休憩中にトイレに行こうとしたところ、やぶの中にタケノコが生えていたので、思わず採ってしまった。大変申し訳ない」と話しているということです。

消防本部は「不適切な行為だった」として、その場で男性消防士を口頭で注意しました。

鹿角広域消防本部の奈良巧一消防長は、取材に対し、「救助を求める人や家族の心情を十分に考慮して現場で行動するよう、改めて職員への指導を徹底したい」とコメントしています。

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