男鹿市と木下グループが連携協定 駅近くにホテル建設へ
男鹿市は東京に本社を置き幅広い事業を手がける木下グループと19日、観光や産業の発展などに向け連携を進める協定を結びました。第一弾としてJR男鹿駅近くにホテルの建設が計画されています。
19日に男鹿市と包括連携協定を締結した木下グループは東京に本社を置き、住宅や医療福祉、それにエンターテインメント分野を含め、幅広い事業を手がけています。協定は男鹿市の観光や産業の発展、芸術文化の振興などに連携して取り組むために結んだもので、子育て支援の充実を図り地域と継続的に関わる関係人口の拡大を進めます。
第一弾として木下グループがJR男鹿駅近くの市有地に地上7階建てのホテルの建設を計画しています。今年秋ごろに着工しレストランや大浴場を備えます。男鹿市の菅原広二市長は、沖合で進む洋上風力発電の開発に関連して船川港の機能強化が行われるほか、今年4月に作業員の訓練施設が市内に完成することなどから観光以外でも宿泊の需要が生まれる可能性を秘めていると話していました。ホテルの総事業費は20億円から30億円。再来年3月に開業する予定でその後も幅広い取り組みを展開する方針です。