サケ漁が盛んな大仙市の玉川 地元の子どもたちがサケの稚魚放流
120年以上に渡ってサケ漁が行われている大仙市の玉川で、地元の子どもたちがサケの稚魚を放流しました。去年は記録的な不漁となった玉川のサケ漁。子どもたちはふるさとの川に戻ってくることを願いながら送り出しました。
古くからサケ漁が盛んな大仙市の玉川ではふるさとへの愛着を深めてもらおうと毎年子こどもたちによる稚魚の放流が行われています。稚魚は去年秋に玉川に遡上してきたサケの卵をふ化させたものです。
去年の玉川のサケ漁は水揚げがおよそ1600匹と2003年以降 最も少なくなり、放流する稚魚の数もおよそ128万匹と例年の6割程度にとどまる見込みです。1日は、地元の花館小学校の6年生とはなだて保育園の年長の園児が、およそ4万匹を放流しました。体長およそ5センチほどの稚魚は玉川に戻るころには10倍以上70センチほどに成長するといいます。
放流した場所から雄物川の河口までの距離はおよそ60キロ。稚魚は10日ほどかけて日本海に出ます。大海原で成長し早ければ放流した6年生が中学校を卒業するころ、ふるさとの玉川に戻ってくるということです。