1,243人の門出祝う 秋田大学 卒業記念式典
3月の卒業シーズンも終盤に入るなか、秋田大学と県立大学は22日、記念の式典を行いました。コロナ禍で過ごした大学生活4年間の思い出を胸に、学生たちが門出の日を迎えました。
秋田大学は今年、大学生930人と大学院生313人、合わせて1243人が卒業・修了しました。このうち2割余りが進学し8割近くが就職します。就職する学生のうち県内に留まる人は3割にも届きません。
山本文雄学長は「自分は何を目的に人生を歩むのか今一度考えていただきたい。その際に、常に自分の人生の最終目標をおぼろげながらでも常に視野に入れ、その姿へのアプローチを試みていただきたい。」と学生たちにエールを送りました。
コロナ禍の始まりとともに大学生活がスタートした学生たち。入学式が中止になったり、対面での授業が制限されたりするなど、大きな影響を受けながら4年間を過ごしてきました。
学生を代表して加賀谷亜純さんが「希望を見い出せず、打ちひしがれることも何度もありました。しかし、どのような状況でも挑戦する心を持ち続けることは、周囲の環境を言い訳にせず自分の置かれた状況を最大限活用して、毎日を悔いなく過ごすことにつながりました。」とあいさつしました。
それぞれの思い出を胸にハレの日を迎えた学生たち。
22日は県立大学でも卒業式が行われ493人が門出を迎えました。秋田で学び、過ごした学生たちが新たな一歩を踏み出します。