台風5号が3連休最終日に県内通過　交通機関に影響

12日朝、岩手県に上陸した台風5号はいま県内を通過しているとみられます。交通機関などに大きな影響が出たほか、各地で雨脚が強まり、先月大雨被害があった地域の住民からは不安の声が聞かれました。

3連休の最終日を襲った台風。

台風5号は12日朝、岩手県大船渡市付近に上陸し秋田の方向へと進んできました。

台風の影響で秋田新幹線は秋田と盛岡の間の上りと下りあわせて5本が区間運休となりました。お盆の帰省に影響が出ていますが、この後は平常通りの運行となる見込みです。

空の便は秋田空港を発着するあわせて18便の欠航が決まっていて大館能代空港発着の往復1便も欠航しています。

県内では内陸を中心に雨脚が強まり北秋田市阿仁合で1時間に28.0ミリ、仙北市田沢湖で20.0ミリの強い雨を観測。五城目町でも一時雨脚が強まりました。

先月の記録的な大雨で被害があった上小阿仁村では住民から不安の声が聞かれました。

住民「かなり心配しています。もう2週間くらい経ちますかね、2週間前ここら辺、湖になっていて、またそういうふうにならないか心配していますけど」

13日にかけて県内で予想される1時間降水量は多い所で40ミリ、13日夕方までの24時間降水量は多い所で120ミリです。13日明け方にかけて暴風による建物への被害などに警戒し、14日にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水に十分注意が必要です。

台風は能代市周辺を1時間に約20キロの速さで北西に進んでいます。12日夜遅くには日本海へと抜ける見込みです。
（午後6時15分現在）