去年7月の大雨 審査委員会が男性2人を災害関連死に初認定 ほかにも3人が審査対象
秋田市は、去年7月の記録的大雨で被災し、その後、死亡した男性2人が、審査委員会で災害関連死に認定されたと発表しました。
被災したあとの生活で心や体に負担がかかり、病気で死亡した場合に該当する、災害関連死。
県内で認定されたのは2人が初めてです。
秋田市によりますと、審査委員会で災害関連死に認定された2人のうち80代の男性は、浸水被害に遭った自宅の2階で続いた避難生活による、心と体への負担で、心肺機能が悪化するなどして死亡しました。
もう1人の70代の男性については、遺族の意向として、死亡した経緯を公表していません。
県内で災害関連死が認定されたのは、2人が初めてです。
このほかにも3人が審査の対象となっていて、死亡するまでの経緯がわかる資料の確認などが続けられています。
災害関連死と認められれば、遺族に、最大500万円、重い障害が残った場合も、最大で250万円の見舞金が支給されます。
秋田市では、ほかにも災害関連死に該当する人がいないか、引き続き相談を受け付けています。
(秋田市 福祉総務課 地域福祉推進室 018-888-5661)