林業のエキスパート目指して 今年度も林業大学校開講
林業の担い手を育成する県の研修制度、秋田林業大学校が今年度も開講しました。新たに12人が林業のエキスパートを目指して2年間、知識と技術を身に着けます。
今年度、入校した12人は18歳から29歳までの男性で全員が県内の出身です。林業に従事する人の高齢化が進む中、秋田林業大学校は担い手を育てようと県が2015年にスタートさせた研修制度で、今年度の12人が10期生となります。
森林の管理や経営のノウハウを蓄えるとともに測量や重機の操作など現場での実践的な研修を重ねる秋田林業大学校。今年度から情報通信技術=ICTを活用したスマート林業もカリキュラムに組み込まれました。県によりますと最新の調査では県内の林業従事者に占める30歳未満の人の割合は14%にとどまっています。木の成長スパンからみても将来に渡って秋田の森林資源を生かすためには若い人材の確保が欠かせません。
森川翔太さん「小学校の頃から自然が好きで、そこから林業に深くかかわって社会に貢献していこうかなと思い、ここにしました」
藤島健誠さん林業の技術者になりたいと思い、重機などの操作を学びたいと思ってきました。高度な林業の機械を使う操作とか林業の山についてのことに学ぶことにもつながるので覚えたいと思っています」
木村龍聖さん「いろいろな技術を身に着けて、将来自分が大人になった時に若者に林業の魅力を伝えられるような人になりたいです」
12人はこれから2年間県内の林業の現場での活躍を描きながら知識と技術を身に付けます。