河川氾濫防ぐ大規模工事が五城目町で 「河川のバイパス化」捷水路も
五城目町を流れる3つの河川の浸水被害を防ぐための整備計画が新たに示されました。大雨でおととし、去年と2年続けて氾濫した内川川は、曲がった流れをまっすぐに変える捷水路を設けるなど、大規模な工事が進められることになります。
五城目町を流れる馬場目川の上流と富津内川、それに内川川の新たな整備計画は町や県、学識経験者などが意見を交わす河川整備計画検討委員会で示されたものです。
五城目町では去年7月の大雨で住宅600棟余りに浸水被害がありました。新たに示された計画には河川の掘削や堤防の整備を中心に、氾濫した川や地域の特性に応じた治水対策がまとめられています。
おととし、去年と2年続けて氾濫した内川川には曲がった流れをまっすぐに変える捷水路を設けます。いわゆる「河川のバイパス化」で周辺の集落への浸水被害を防ぎたい考えです。
整備計画全体の事業期間はおよそ20年と想定されています。
五城目町 渡邉彦兵衛町長「(住民は)不安の中で毎日過ごしてるわけですよね。ですからやはりこの事業の着手一日でも早くやっていただくというようなことと、やはりこの説明をですね十分に、県のほうが地域住民の方々に説明するというものが必要だと絶対必要なんですね。」
5月の中旬には住民の考えを聞く会合が五城目町で開かれ、寄せられた意見は河川整備計画に反映されます。