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八事斎場、名古屋市が再整備へ 28年5月まで人体火葬を停止 港区の第二斎場の体制を強化

2025年3月25日 9:07
八事斎場、名古屋市が再整備へ 28年5月まで人体火葬を停止 港区の第二斎場の体制を強化
再整備後の八事斎場のイメージ画像(名古屋市提供)
大正4(1915)年6月に使用を開始した名古屋市天白区の八事斎場が老朽化による再整備のため、2025年3月末から人体火葬を停止します。そのため、25年4月1日から28年5月末まで、港区にある第二斎場の体制を強化します。

再整備の期間中、八事斎場では動物の火葬は継続されます。再整備を終えて新しくなった八事斎場は、28年6月1日から供用を開始します。

これまで八事斎場は改築・改良を繰り返し維持されてきましたが、今後に火葬件数の増加が予想される点、2065年以降に人口比率の多くを占める年代が死亡ピーク年齢を迎え火葬件数が最高点に達するのが想定されることから、再整備を決めました。

再整備の期間中、第二斎場は稼働率を上げ、現在稼働する29炉(予備1炉を除く)に関しては1炉につき1日3回の火葬を行い、1日の火葬件数を58件から87件に増やします。さらに、元日以外は毎日営業し、年間で3万1668件まで火葬ができるよう体制を強化します。23年度は火葬件数が2万8624件だったので、第二斎場のみでも十分対応できる見込みとなります。

加えて、名古屋市民の予約を優先させるほか、予約できなかった市民が市外の火葬場を利用した場合に火葬料金の半額を補助します。また、予約が取りやすい「友引」の日の利用も啓発していきます。

整備され新しくなる八事斎場は、現在の普通炉44基・大型炉2基から、大型炉24基となります。動物については、現在と同じ2基で変わりません。

プライベートな空間を重視した告別収骨室を炉の数と同じ24室設けるほか、有料待合室を16室から24室に増やします。
燃料となる天然ガスを処理する高度な排ガス処理設備も設置し、悪臭やばい煙の発生を防ぎ周辺環境の保全にも努めるとしています。

最終更新日:2025年3月25日 10:11
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