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春の味覚「タケノコ」が不作 サイズ小さく、収穫量半減 生育遅れのワケとは

2025年3月28日 4:00
春の味覚「タケノコ」が不作 サイズ小さく、収穫量半減 生育遅れのワケとは

旬を迎えたタケノコ。おいしい春の味覚ですが、ちょっと心配なことがあります。三重の生産者を取材すると、収穫量は例年の半分以下に。サイズも小さいというのですが、不作の原因とは一体…。

今が旬のタケノコ。焼いて香りを楽しんだり、やわらかく煮て、風味を感じることができる旬の食材です。そのタケノコに“ある異変”が。

日本料理 佐藤 佐藤佳弘さん:
「例年よりは、だいぶ高いと思います。」(例年は)約1本600~500円」
Q.今年は
「1000円では買えないですね」

この店のタケノコは、三重県桑名産。佐藤さんによると、軟らかく甘みがあるのが特徴だといいます。

日本料理 佐藤 佐藤佳弘さん:
「これが桑名のやつです。やっと入った桑名産です。いままでは熊本・鹿児島産のもの」

実際に名古屋市中村区の市場に行ってみると、熊本や大分、京都産のタケノコが入荷されていました。ただ、サイズは小さめ。

名促 志賀浩治さん:
「これは熊本産で3500円ですね。12本入りです、2キロで。去年は豊作の年だったので、半値以下だったんですけど、今年は不作の年なので」

生産者や市場関係者によるとタケノコには「表年」と「裏年」が交互にやってくるそう。熊本産は今年「表年」で豊作のはずですが…。

名促 志賀浩治さん:
「小ぶりのものが中心ですね。近年まれにみるぐらい出荷量が少なかった感じ」
Q.この時期の売り場は…
「もっと多いです。そこ(棚)が全部いっぱいになるくらい置いている」

青果店では九州産のものが不作で、代わりに静岡や徳島産のものを仕入れているとのこと。

一体、タケノコに何が起こっているのでしょうか。

三重県桑名市でタケノコを生産している水谷さん。明治時代から代々受け継ぎ、この地で100年以上作っています。

タケノコ農家 水谷美妃子さん:
「渦を巻いている所が、タケノコが出る所なんです。いまは足で探っているんですけど、タケノコの先っちょが出ているのわかります?(サイズは)2S。カワイイですよね」

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