いつが最後?“今月で引退”ドクターイエロー、「最後に見たい」鉄道ファンが集結!引退まで再び走行する可能性は…?
今日がラストラン!? 鉄道ファンが集合
2025年1月19日、名古屋市内の河川敷には多くの人が。歩道橋にも、カメラを構えた人がいっぱいです。一体、何を待っているのでしょうか。
人々が待っていたのは、“幸せを運ぶ列車”といわれるあの車両。そう、JR東海が今月で走行を終了することを発表した、“ドクターイエロー”です。
なかには、「(ここに) 4時間ちょっとぐらいいます」と話す鉄道ファン歴45年という男性の姿も。
JR西日本にも“ドクターイエロー”がありますが、こちらはあと約3年走行。鉄道ファンの男性は、「今月でJR東海の車両がなくなりますので、なんとかおさめておきたいなと。幸せを運ぶ列車ですので」と、早くから待っていた理由を話します。
河川敷には子どもたちの姿も。“ドクターイエロー”が大好きだという5歳の男の子はぬいぐるみを持参。「100回くらい、わからないけど。いっぱい!」と、“ドクターイエロー”を見た回数を笑顔で答えながら、待ち時間もおおはしゃぎです。
小学生の男の子は、「大好きだからお別れの記念に絵を描いた」と、“ありがとう”というメッセージに車両のイラストを添えた絵を見せてくれました。
“ドクターイエロー”について、JR東海は1月で引退としていますが、具体的な走行ダイヤは公表していません。いつがラストランになるのか分からず、みなさんネットの情報をたよりに、集まっていました。
ドクターイエロー登場「待ったかいがあった」
同日、JR名古屋駅にも“ドクターイエロー”を一目見ようと、多くの人が駆けつけていました。
名古屋駅の外から“ドクターイエロー”の登場を待っていたのは、「子どもが好きなので見に来ました」という親子。じっと待ち続けるなか、ついにお目当ての“ドクターイエロー”の姿が!
しかし、同車両が止まったのは上りのホーム側。親子がいたのはホームを挟んだ“むこう側”だったため、残念ながらしっかり見ることができませんでした。
親子:
「生で見たことなかったので、見せたかったんですけど。見られなかったです」
運行ダイヤは非公開であるため、鉄道ファンを中心に「見ると幸せになれる」など縁起物のような存在として親しまれてきた“ドクターイエロー”。うまく居合わせても、簡単に見られるわけではないようです。
一方、河川敷ではカメラの前を“ドクターイエロー”が通過。「撮れました、バッチリ」と、鉄道ファンの男性は見事撮影に成功。「待ったかいがあった。また撮る機会があれば、撮りたいなと思います」と満足げに語りました。
ぬいぐるみを持参していた5歳の男の子も、引退を控えた大好きな車両の走行姿を目に焼き付けます。通過後は「楽しかった」と嬉しさを滲ませ、「先頭車の黄色いボディーのところがかっこよかった」と目を輝かせながら答えました。
今月内に再び走行の可能性は…?
JR東海の“ドクターイエロー”が走るのは、今回が最後だったのでしょうか。それとも今月内に再び姿を見せてくれるのでしょうか。
その答えを探るべく、中京テレビはJR東海に質問。「1月19日の走行がラストランだったのか」という問いに対して、JR東海は「一般のお客さまがご利用にならないため 走行ダイヤは公開しておりません」と回答。“ラストランの日”のヒントを得ることはできませんでした。
JR東海のHPによると、「“ドクターイエロー”は約10日間に一度の周期」で走行。今月の残りはあと10日あります。鉄道ファンを中心に関心が集まる、“幸せの黄色い新幹線”のラストラン。今後の動向に注目です!