「手足口病」“爆発的”増加 愛知は警報レベルの倍以上 小児医療の現場は…
愛知県の一医療機関あたりの報告数ですが過去4年を見ると、2022年のみ5人の警報レベルに達しましたが、ほかの年は落ち着いていました。
それが今年は、13人を上回っていて警報レベルの倍以上となっています。東海地方の医療の現場を取材しました。
子どもを中心に夏場に流行するという手足口病。
最新の愛知県内の感染者数は去年の50倍以上と爆発的な増加。なぜ、今年は感染がこれほど拡大しているのでしょうか。
みわた小児科 三輪田博介院長:
「コロナ禍に全くはやらなかったので、夏風邪ウイルスに対する抗体が減っているのが一番の原因ではないか」
感染すると口の中や手足などに発疹ができる手足口病。
重症化のリスクはそこまで高くないといいますがこの時期ならではの注意すべき点も。
三輪田院長:
「(ことしは)普通の暑さじゃないので、脱水を伴ったり、熱中症を合併したら大変なこと。手足口病で熱がないから大丈夫と油断しないように」
主に飛沫感染で便から感染することも。感染力は非常に強く子どもだけでなく一緒に生活する大人も注意が必要です。
三輪田院長:
「大人は手の水ほうはすごく痛がるし、足の裏は歩けないくらい痛いとか、喉が爆発的に痛いとか、ひとつひとつの症状には敏感」
感染しない・させないためにはマスクを着用する、手洗いうがいをするなど基本的な感染対策が重要です。