デンソーが藻類事業の合弁会社「KJバイオ」を設立 微細藻類で牛の“げっぷ”に含まれるメタンを低減 飼料の実用化を目指す
デンソーは1日、牛の飼料生産などを手掛けるカミチクグループと、藻類事業に関する合弁会社を設立すると発表しました。新会社の名称は「KJバイオ」です。
デンソーが2008年から研究を進める微細藻類「コッコミクサ」に、牛のげっぷに含まれるメタンを低減する機能や、生物の免疫力を高める機能があることが判明したことから、カミチクグループの飼料生産技術と組み合わせて実用化を目指すということです。
新会社設立について同社は、牛のげっぷによる温室効果はCO2の約28倍といわれているとしたうえで、「畜産において排出される温室効果ガスの低減や、牛の健康維持などにつなげることで、農畜産業発展に貢献したい」とコメントしています。