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名古屋から被災地・七尾市能登島へ災害ボランティア 中学生も参加「自分の目で見て…」 今も断水続く・・・簡易トイレ持参

2024年2月13日 12:40
名古屋から被災地・七尾市能登島へ災害ボランティア 中学生も参加「自分の目で見て…」  今も断水続く・・・簡易トイレ持参

2月10日からの3連休、被災地ではこんな動きがありました。

能登半島地震の被災地で片付け作業をするのは、名古屋市などから来たボランティアです。

2月9日の夜、名古屋市中区に続々と集まるボランティア。この日は12歳から76歳までの46人が参加しました。

活動したその日のうちに名古屋に帰る行程で、週末を利用して活動できるため、学生の参加も多くありました。

中学3年生:「学校からチラシが配られて、参加してみたいなと」
高校2年生:「自分でちゃんと目で見て、どんな物なのかを実感して、自分がもし災害に遭ったときにどんな対策ができるかを(考えたい)」

運営するNPO法人では、東日本大震災以来、13年にわたりボランティア活動を行っていますが、今回の被災地には、“初めての事情”が。

参加者:「現地で簡易トイレを使うので、どう使うのかを教えてもらいました」
高校1年生:「動画では見たことがあるけれど、自分でやるのは初めてなので不安なところはありますね」

断水が続いているため、参加者自身でトイレ用の袋や凝固剤を用意。

参加費1万6000円のほか、『被災地に負担をかけない』という原則のもと、備品や食事も自力で準備し、七尾市能登島へ向けて出発しました。

この地区では約2割の建物が住めない状態だといいます。

事前にニーズ調査や下見を重ね、町内会から被災した建物での片付けを依頼されました。

初参加の学生ボランティアも声を掛け合いながら作業にあたります。

中学3年生:
「なくなっちゃったものもあると思うんですけど、少しでも思い出の品を残せたことはうれしいなと思います。来たかいがあったなと」

ボランティアを依頼した人:
「最近まで罹災の調査や保険の調査で動かせない状態が続いていたので、これからですね」

復興へ向けて動き出す被災地。この団体では、中長期的にボランティア活動を続けていきたいとしています。