社会福祉法人の“理事”選任巡り3500万円贈収賄か　元理事長の男ら4人逮捕　三重・鈴鹿市

三重県鈴鹿市の特別養護老人ホームの運営などを行っていた社会福祉法人の人事を巡って、現金3500万円を受け取ったなどとして元理事長の男ら4人が逮捕されました。

社会福祉法違反の疑いで逮捕されたのは、三重県鈴鹿市の社会福祉法人「かがやき福祉会」の元理事長で兵庫県の会社役員・四宮慶太郎容疑者（58）と、和歌山県の不動産管理業・金田充史容疑者（52）、東京都の無職・迫丸卓哉容疑者（44）ら男女4人です。

警察によりますと四宮容疑者はおととし2月「かがやき福祉会」の理事選任を巡って、金田容疑者らから便宜を図ってもらいたいと依頼を受け、その見返りとして現金3500万円を受け取った疑いがもたれています。

現金の受け渡し後、迫丸容疑者が「かがやき福祉会」の理事長に着任していたということです。

警察は捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていません。

迫丸容疑者と金田容疑者はおととし7月「かがやき福祉会」の口座から現金500万円を横領したとしてすでに逮捕、起訴されています。